トイレで出会った48年前のカタログに感動!

 カタログとは? 言わずと知れた、商品や展示物などの情報を整理してまとめた目録や説明書、案内書のことです。語源は、ギリシャ語の「カタロゴス (katalogos)」で、「数え尽くすこと」や「一覧」を意味します。

 この言葉がラテン語の「catalogus」を経由してフランス語の「catalogue」となり、そのまま英語になりました。「catalog」でもいいようです。

 なぜ「カタログ」にこだわるかといいますと、長居のとある中華料理屋で、トイレに用を足しに入ったとき、ちょうど目の前に置かれていたケースに奇妙なものが入っていたからなんです。それは、無造作に放り込まれていた冊子本でした。その本のタイトルが漢字でこう書かれていたのです。

「日本貨幣型録」

長居中華トイレカタログ型録

 カタロク? いやチャウチャウ、カタログやないか!

 「77年度版」と書いてあるから48年前です。その前からこのように表現されていたので、昭和初期に考えられた表記なのでしょうね。

 実にうまく、オリジナル語源の音(おん)を引き継ぎ、しかも意味を伝える漢字を当てる。誰が考えたか知りませんが、さすがというほかありません。

 感動で震えが来て、おしっこちチビリそうになりました。ちょうどチビってるときでよかった。

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